去年のクリスマスに本気でコスプレしてみた話
こんにちは。
ほとんど休まないスタッフ寅谷でありますが、プライベートな時間をしこたまエネルギッシュにすごしております。
家に帰れば子供達がいて、『おかえりー!!』って走ってお出迎えしてくれるんですよ。
嬉しいじゃありませんか。
どんなに疲れてたって満面の笑顔で抱き上げて頬ずりしてやるってなもんです。
そんな子供たちのために、僕はいつも何かできないかと考えているわけです。
そして僕の思考回路はあらぬ方向に矢を放ったのです。
親になって3年目の、去年の夏の終わりに、ふと思いついて妻に聞きました。
『仮面ライダーになろうと思うんだけど』
『ちょっと詳しく』というやり取りがあり、さすがに今からじゃ俳優の登竜門と言われるオーディションを受けるわけにはいきません。
でも僕は仮面ライダーになって息子にモテたい。
ちやほやされたい。
じゃあコスプレしようという事で落ち着いたわけです。
そして調べているうちにわかった事がひとつ。
(一部の)世間で、今回の企画はこう呼ばれているようです。
ガワコス。
今の世の中はネットで調べれば大体のことがわかりますね。
コスプレ製作のノウハウからレイヤーさんのスッピンまで幅広く知ることができました。
日本人って本当に器用だなって思うような記事をたくさん見かけましたが、器用さよりもその地道な製作風景にただただ心を打たれました。
やったろうじゃないかガワコス。
仮面ライダーにおれはなる!!
ここからはダイジェストで、画像メインで記載していきます。
まず今回なろうと思ったのは仮面ライダーウィ〇ードです。
最新の仮面ライダーはゴー〇トであり、2つ前の仮面ライダーなんですがコレに決定です。
なぜなら全身のほとんど(腕とか足とか)が全身タイツだから。
これはいけるぞ!とやる気スイッチを連打したところで材料その他もろもろをア〇ゾンで購入します。
そしてベルトは某オークションで購入。
材料を切って張ってせっせと深夜に製作していきます。
いきなりボディができかけですがここまでに2週間以上かかってます。
夜な夜な体にラップとガムテープを巻き、鏡の前でポージングするというスパーキングな行為のあと、セミの羽化のごとく抜け殻をつくります。
その中に新聞紙をこれでもかと詰め込んで、自分の体のマネキンを作りました。
なぜそのあたりの写真がないのかというと、毎日製作時間が夜11時から夜中の3時のため睡魔により時々天に召されてるせいです。
ブロックが入りました。
デザインや素材に悩まされ、また1週間ほど経過してます。
この時点でほぼ1ヶ月かかりました。
すでに心が折れそうです。
この後、ショルダーパーツやら腰に巻いてるマントらしき布もせっせと作り、11月が終わる頃にはいよいよヘルメットとベルトの小細工を残すのみとなりました。
いきなり完成です。
そしてこれが12月24日の朝の画像です。
お察しのとおり、徹夜で頑張ってどうにか仕上げたわけですが、よーく見ると耳の部分がなかったりと妥協点満載です。
そして眠い目をこすりながら出勤、半分寝ながら帰宅。
思い立ってから3ヶ月・・・
夜なべする日が続き、睡魔と闘いながら作り上げた日々・・・
報われる瞬間が刻一刻と近づいてきます。
玄関を通らず裏口に回り、クリスマスパーティー中の子供たちに気づかれないようにいそいそと準備します。
スタンバイO.K!
いざゆかん。
プレゼントを持ってリビングへ。
呆然とする長男(3歳9ヶ月)。
突然の仮面ライダーの来訪にフリーズし、ひきつった顔で僕を見て、奥様の袖の肘のあたりをぎゅーっと握り締めています。
完全にビビってます。
予想してたリアクションとかなり温度差があったため、僕も終始困惑していましたがそこはヘルメットがATフィールドのかわりをしてくれているおかげで助かりました。
画像ではカットしてるため写っていませんが、この右側にひきつりまくった我が息子(3歳9ヶ月)がいます。
プレゼント持って登場
↓
ベルトの音声に合わせて変身のポーズ
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プレゼントを渡そうとして近づくも距離を保たれる
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一緒に記念撮影
↓
退場
5分間の夢の時間が終わりました。
そしてたった5分間の使用に耐えられずすでに壊れかけてるリストパーツ。
帰りには腰につけてたリングホルダーも粉砕しました。
でも良かった。
初めてだって、頑張ればガワコスができる!!
これに味をしめたので、次はガン〇ムにでもなろうかと思います。
製作期間3ヶ月、製作費用3万円(このうち8000円をキャットスーツが占める)でクリスマスのサプライズは大成功ということで。
そんな年末の思い出でした。
さよなら。